『モンスターズ・インク／MONSTERS，INC.』（満足度：★★★★）
（ http://www.disney.co.jp/index_flash.html ）　渋谷東急

お子様がたくさんいました。ブー（劇中に登場する子供）の台詞を真似
る方もいらっしゃいました。グッズもたくさん売れているようでした。
取材の方がいらっしゃいました。爆笑問題の田中氏の声はホントにその
ままでした。ほとんど球形デザインのモンスターを目と口元だけであそ
こまで表情豊かにこんぴゅーたで描けるとは素晴らしいと思いました。
ブーの声はどう聞いても子供の声でした。上映前のショート映像も○。

『しあわあせ拒否症／The Pursuit of Unhappiness』

前回に比べると地味だが見所は結構、ありました。
まずはリンの担当した老経営者トンプソン事件。利益優先の冷徹な経営
者が事故で脳に血塊が出来て以来、性格180度変わって温和になり福利
厚生を優先させた結果、株価は下落。経営が危うくなったので息子は無
能力の宣告を申し立て・・・。
これもまた難しいテーマですが、私だったら息子の意見に応じますね。
トンプソンの優しさは血塊があったからこその偽りの優しさ。いや元々
根は優しい人（少なくとも妻は愛していた）と思われますし、いくら福
利厚生が充実したとて会社そのものがなくなったら従業員は職を失くし
ますからね。人の上に立つ経営者とは時に冷徹にならねばならない場面
があるでしょう。手術後は看護婦やリンに無愛想に答えながらも愛妻の
写真を見つめる姿が。哀しみが感じられることは幸せなのでしょうか。

一方、エレイン×マーク組は最初から予想通りエレインの浮気を持って
破局を迎えることに。そもそもエレインは言動と行動が一致しない場合
が多すぎるような。（苦笑）「一途だから付き合っている時はその関係に
とことんのめり込む」と言っておきながら、これではラリーもアリーも
フォローの余地なし。自分から正直にマークに告げた所は、少し見直し
ましたが。

今回、一番おかしかったのはラリー×ジャクソンの敵意むき出し対立。
仕事面でもプライベート面でも今後は絡んできそうです。婚前契約の件
はアリー×ラリーがマイナスポイント。ジョンはおいしすぎる役回り。

【本日の好感度】
　U　P　：ジョン、リン
　DOWN：エレイン、アリー、ラリー

『ジェヴォーダンの獣／LE PACTE DES LOUPS』（満足度：★★★★★）
（ http://www.france-no1.com/ ）　シャンテ・シネ

ぎりぎりセーフで何とか公開中に観てきました。前評判は高くなかった
のですが個人的に大満足。ドロドロとした15世紀のフランスを舞台に
ロマンスありカンフーアクションあり、とここまでくると潔さがある。
鑑賞状態は良くなかったですが、最後まで眠くなりませんでした。（笑）
にしても『ヴィドック』といいフランスは伝説がいろいろありますな。
この映画も人食い狼の話を映画化したものだが、単なる獣話にあらず。

キャラクターも魅力十分。伯爵＠フロンサック、貴族＠ジャン、マニ、
マリアンヌ、モニカと主要メンバーは全て気に入りました。
特にマニのカンフーと背後で暗躍する絶世の美女『マレーナ』で有名な
モニカ。それとマリアンヌは言わずもがな。

『I am sam（タイトルは未確定）』（満足度：★★★★★）
東劇（日本での公開は初夏予定）

モニター試写会に招待されたので参加してきました。普通の試写会とは
違って上映前と後にアンケートに答えるのが必須条件で5つある候補の
中からポスターの選考なども行われ、どれだけ今回上映する作品を大事
にしているのかが伝わってきました。

で、肝心の映画の方は、知能遅れの障害を持った主人公サムとその子供
ルーシーの親子愛を描いたもの。とにかくルーシーの新人子役がめっさ
かわいい！　容姿だけでなく行動も。アカデミー主演男優賞候補にも挙
がってるショーン・ペンの障害者になりきった演技も賞賛に値します。

ストーリーも奇抜さはありませんが、ヒューマン・ドラマとしては及第
点。音楽はビートルズの曲のカヴァーという点も注目。とりあえず個人
的には子役が気になる（笑）ので、ビデオになったら日本語で観ます。

遅ればせながら買ってきました。個人的にはかなり好きになりました。
癒し系に飽きてきたのかな。（笑）「音楽」の方は不意をつかれた感じ。
歌唱力は認めるけど曲が好きになれるかどうかはそれはまた別の次元。

久々に芝居を観て参りました。会場となった梅若能楽学院会館は初めて
だったのですが、木で出来た高さのある舞台を正面と左側面から観れる
構造。会場前の整列係は学院生もいたようですが手際は良かったです。

会津・桑名両藩を主力とする東軍と、薩摩・長州両藩を主力とする西軍
の間で起こっている戦に東軍の主力として参加していた新選組の三人の
兵士が今生の別れを済ませる為に集まった境内で、新選組として死ぬか
武士を捨てて生きるかの選択に迫られる。というのがあらすじ。

感想としては役者が役者だけに思ったとおり堅苦しくはない舞台だった
ので取っ付きは良かったです。高木さんは初めて生で拝見しましたが、
京都の芸者に扮したりと他の二人に負けず劣らずの芸達者振りを披露。
三人ともよく声が通り、アドリブの罵り合いもそこそこ面白かったんで
すが、真面目な新選組を期待していた人には物足りなさがあったかも。

欲を言うなら音響面で剣で切った時に効果音を入れるとかすると臨場感
がもっと出たのではないかと。あとは関係者＆招待席が多すぎて一般席
がかなり端の方に追いやられてしまい、見にくかった人も多いのでは？

＜企画・製作＞
さんにんのかい
＜出演＞
進藤勝五郎：高木　渉
明石正親　：関　智一
真田鉄之介：山口勝平

『傷心旅行／The Getaway』

記憶が既に曖昧なので手短に；
ジョンとリチャードのバカンスが中心という異色のエピソードでしたが
たまにはこういうのもOK。楽しいはずのバカンスも最初からトラブル
続きで大騒動の二人。観ている分には楽しかったです。（笑）

今回のゲスト、ジェーン役のアナスタシアの声は少し幼すぎたような気
がしますね。最後はジェーンとカサンドラを残して後ろ髪ひかれるよう
な思いでロスを後にする二人。心の傷は癒す事が出来たのでしょうか。

【本日の好感度】
　U　P　：ジョン、リチャード
　DOWN：なし

『愛の苦い果実／Falling Up』

前回の予告のビルから落ちるシーンの謎が解けました。（笑）
お待ちかねのアリー大活躍！のエピソード。

各キャラとの絡みも多かったですが、取り立ててあげるならば親友レネ
にジャクソンとの間について問い詰める部分でしょうか。
アリーからすると最近はずっと良き相談相手でもあったのですが、レネ
が軽はずみな行動を取ったときには厳しく批判できる唯一の存在。ここ
ら辺は第1シーズンの頃から変わらぬ関係で第4シーズンでも健在。
久々に幻覚・妄想といろいろありましたが、リモコン片手にレネの部屋を
トコトコ退散していくシーンもお気に入り。
ラリーの帰還は思ってたより早かったですね。もう少し引っ張るかと。

＜その他の主なポイント＞
自分の中で思い入れ上昇中のリチャードについても触れねばなるまい。
今回はアリーにセラピストを紹介するのですがその料金をクライアント
で持たせるというではありませんか！あの金・金・金のフィッシュ哲学
からすると、経営者として早く仕事に復帰してもらう為のビジネス感覚
とも受け取れますが、私はさりげないアリーへの気遣いだと信じたい。
一方ではリンの不機嫌な態度に動揺を隠せず、そろそろ転機が訪れる？

心情吐露が激しい事務所のメンツの中でも一際、自己防衛能力が高くて
なかなか自分の内面をさらけ出さないのがリン。そのリンが自分の感情
をここまでコントロール出来なくなるとは・・・。
ジャクソンとレネの仲を心のどこかで素直に認めようとしない自分に対
する苛立ちからか、宴席で途中退室。それを横で見つめる不安げな表情
のリチャードがやっぱり深刻。他の同僚も感づいてはいるだろうしね。

全ての価値観が同じ人はそうはいない。長く付き合うにはお互いの相違
点も認め合うのが大事だとは思いますが、結婚＆子供の話となると一生
に関わるので難しいですね。法廷では自分の信念も交えての弁論を行っ
たジョン。早かれ遅かれメラニーに聞いてもらったのは良かったかも。

要所でスティービー・ワンダーの名曲を揃えてきた今回の音楽ですが、
ラストに流れる”For Once In my Life”は雪の中を一人歩くメラニーの
心境とマッチしていて印象的。

【本日の好感度】
U　P　：アリー、リチャード
DOWN：なし

『WASABI』（満足度：★★★）
（ http://www.wasabimovie.com/opening.html ）ニュー東宝シネマ

邦画なのかフランス映画なのか？ローマ字タイトルが中途半端なら内容
まで中途半端で話題性だけが先行していたような。

同じリュック・ベンソン監督「レオン」を観た人なら似たようなシチュ
エーションにニヤリとする場面もちらほらありますが、和風「レオン」
をやりたかったとも思えず、どちらかと言えばギャグっぽい。
あと前半に出てきたジャン・レノが演じるユベールを想う女性が後半に
全く絡んでこなかったので何の為に出てきたの？という感じでしたな。

出番も多く表情豊かに演じているヒロイン、広末涼子が好きな人は観て
もいいかもしれません。にしても20歳で厚底サンダル履きますかね？
何だかんだと言いながらツッコミ所は満載で思ったより楽しめました。

◆ユンカース　さん
　たいへん遅くなりましたが、お気に入り登録ありがとうございます。
　不定期更新ですが、よろしくお願いします。
「ロード・オブ・ザ・リング」は確かに大衆向けとは言いがたいので、
　残念ながらハリポタほど盛り上がることはない気がしますね。

『ロード・オブ・ザ・リング／LORD OF THE RINGS』（満足度：★★★★）
( http://www.lord-of-the-ring.com/ )よみうりホール

決して期待は裏切らない大作。やたらと制作費をかけてるSFXを含む
演出も雰囲気を損ねてはいませんし、実写ならではの質感のあるバトル
シーンはド迫力。ただしストーリーはあくまでも序章に過ぎませんね。

＃日本語版観たらもう少し更新予定。

『地獄の黙示録＜特別完全版＞／
　　　　　　　　　　　Apocalypse Now REDUX』（満足度：★★★★）
( http://www.apocalypse.jp/main.html )　錦糸町シネマ8楽天地

一体、何が正しいのか分からなくなる。ベトナム戦争を題材にした映画
は何度か観てきましたが、戦争の持つ欺瞞性をこれ程まで描いた作品は
観たことがなかったかも。とても二十年前の作品とは思えない程に現代
の派手な戦争映画にはない人々の葛藤が鮮明なまでに伝わってきます。

ただ上映時間が3時間を越えるので長い間、映画館で映画を観ることに
慣れていない人にはオススメしません。

『カンダハール／KANDAHAR』（満足度：★★★）新宿武蔵野館

一度は観てみたかったイランの巨匠モフセン・マフマルバフ監督作品。
地雷を踏んで足を失った絶望の境地に立たされている妹に会うべく亡命
したアフガニスタンに舞い戻り、旅を続ける女性ナファスの目を通して
アフガニスタンの厳しい現実をまざまざと見せつけられました。特に空
から義足がパラシュート付けて舞い降りてくるシーンの描写は衝撃的。

『永遠の少年／Boys Town』

今回はジョンとリチャードに尽きる！　冒頭でグローブを巡って小学生
レベルの口論をしたかと思えば、セラピストに友情をけなされるとそれ
はそれで癪に障るらしい。根っこの部分ではちゃんと繋がっているんで
すよね、この二人。

ジャクソンはどうしても好きになれん。法廷でたった二人の身近な人物
を「女性」という枠で括ってもそりゃ説得力がなさすぎる。その逆も然
りで「男性」が必ずしも女性を見ると性的妄想を抱く訳でもないでしょ
う。判事に稚拙な弁論と一喝されたところは何だかすっきりしました。

一方、ジャクソンの前で汗ダラダラ（笑）のエレインが気が気ではない
マーク。私の許容範囲はマークほど広くないかも。（苦笑）
ジャクソンに未練たっぷりの視線だったリンの動向も今後の焦点です。


アリーは前回に引き続きアドバイザー的な役回りで次回の活躍に期待。
あとこれまでになかった「次回予告」が入ってましたね。

【本日のキャラ好感度】
　アリー　　（↑）
　ジョン　　（↑）
　リチャード（↑）
　リン　　　（−）
　マーク　　（−）
　エレイン　（−）
　ジャクソン（↓）
　レネ　　　（−）

『遠距離恋愛／Reach Out And Touch』

今回アリーはアドバイザーに徹し、周囲のカップル中心に物語が進行。
雪だるま（ラリー作）を冷蔵庫に閉まってあったシーンは微笑ましい。
このシリーズ始まって以来の遠距離恋愛というテーマを今後どう扱って
いくのか気になるところ。

新キャラのジャクソンは、ジョンの言葉を借りるなら「不快度100」
メラニーに「待った」をされたジョンの心中はよくわかります何故か。

【本日のキャラ好感度】
　アリー　　（↑）
　ジョン　　（↑）
　ジャクソン（↓）

先月発売された上野洋子さんのソロアルバム『Puzzle』を買いました。
歌詞と言えるような歌詞は全くないヒーリングアルバムなのですが、
言葉の重ね具合とか絶妙でかなり心地よく癒されます。にしても上野
さんの曲はどれを聴いてもどこか異国の感じがプンプンしますね。

（ http://www.jvcmusic.co.jp/ueno_yoko/ ）

『息子の部屋／THE SON’S ROOM』（満足度：★★）
（ http://www.warnerbros.co.jp/sonsroom/ ）丸の内ピカデリー2

アンドレアを失ったことによって家族がバラバラになっていた所に父親
さえ知らなかった第三者の彼女、アリアンナが介在したことにより少し
づつではあるが気が紛れたのか、家族のそれぞれが微妙な距離感で思い
思いの方向に歩き始める。決して近づく訳でも離れ過ぎる訳でもなく。

不安定な状態にあった家族がまとまりつつある様子を表現しているこの
ラストシーンの光景を持ってくるのであれば展開的にはオーソドックス
悪く言えばヒネリが少し足らなかったような気もします。

それよりも私個人的にはあまりも自分の理想の家族像とかけ離れていて
感情移入はできませんでした。

まずは父親のジョパンニ。事故が起こった日は本当は自分とジョギング
に行く約束をしていたのだが、仕事を優先してしまった事により息子が
事故に遭ったという自責の念を抱くのですが、ジョギング中でも事故に
遭うときは遭うでしょう。悲しいのは分かりますが、家族を支える一家
の大黒柱がいつまでも落ちこんでる姿がみょーに情けなく写りました。

母親パオラと娘イレーネにしても哀しみとその反動からくる行動がどう
にも結びつかない。彼氏と別れていったい、何の為になるというのか？
それに序盤で化石をいたずらで盗んだ事を正直に告げたアンドレアです
が、家族の中で叱る者が誰もいなかったのも納得がいきませんでした。
それにアンドレアのガールフレンド、アリアンナがあまり悲しんでるよ
うに見えないし。新しいボーイフレンド連れで家に訪れてきてもねぇ。

私的には今回、アリアンナが果たした役割を父親のジョパンニがしてく
れた方が、感動できたと思います。

『涙の決断／Hats Off to Larry』

夢での別れのシーンが正夢に？一度も顔を出してなかったラリーの息子
サムの登場でアリーにはまたもや試練が。まさかあそこまでマセた子供
だとは思いませんでしたが。（苦笑）以前のアリーには考えられない今
回の決断。お互い余程の信頼がないと出来ないでしょう。華麗に成長？

他にも今回は軒並み好感度アップキャラが多かったです。

＜声優ファン的見どころ＞
ダンサーのコルテス＠滝沢ロコさん、サム・アダムズ＠森川智之さんの
スペイン語の会話バトルシーン。吹き替え版ではわざわざ日本人がスペ
イン語で喋って収録したそうですが、かなり流暢に聞こえて感動！何で
も滝沢さんは元々スペイン語が堪能なんだそうで納得。森川さんはその
滝沢さんから猛特訓を受けたそうな。

【本日のキャラ好感度】
　アリー　　（↑）
　ラリー　　（↑）
　マーク　　（↑）
　ネル　　　（−）
　ジョン　　（−）
　リチャード（↑）

『エンド・オブ・デイズ』（満足度：★）

お金払ってまでして観に行かなくて良かった〜と帰りのバスの中で思い
ながらビデオで鑑賞。単純なアクションだった方がまだ楽しめたかも。

『アメリ／銀座シネ・ラ・セット』（満足度：★★★★）
（ http://www.amelie-movie.com/ ）

サントラはずいぶん前に買っていたのですが、意を決して映画の方も観
に行ってきました。雰囲気的には昨年見た『ゴーストワールド』のよう
な一癖も二癖もある登場人物がシュールな笑いを誘うような作りですが
後味はこちらのほうが良いです。基本的に私はこういった日陰で暮らす
人物にスポットをあてた映画は好きですね。映像もCGが違和感なく溶
け込んでいて巧妙。あとは他人には世話焼きだが、自分の事となると不
器用になるアメリの現実（愛情表現）をどう受け止めるかによります。

難を言えば字幕が背景と同系色になる所があり読みづらかった事かな。

【本日の収穫物】
　アメリティー

『第一印象という名の神話／Mr.Bo』

音楽的見所がたくさんあったようなのですが、またもや放送時間に変更
があったのか途中までしかビデオ取れてない・・・。

自分の娘の相手を値踏みする父親像は全国共通なのですね。第一印象で
態度が豹変したネルと「たぶん」と答えたジョンがマイナスポイント。

『太って容姿が衰えたこと』により解雇された受付嬢のピップの裁判は
微妙なところですが、今回の判決には反対は出来ません。たとえば容姿
が命の職業（モデルやレースクイーン）なら初めからある程度は覚悟し
て仕事すべきなんではないでしょうか。厳しいですが、ピップに他の能
力もあれば解雇までならずとも会社には残れたのでないかと思います。
その会社に残りたい気持ちがあるならね。

＃自分が仕事のパートナーにするんだったら重要視するものは別です。

【本日のキャラ好感度】
　アリー（−）
　ジョン（↓）
　ネル　（↓）